
とある夏の日
我らが所長、人知れず裏の畑の草取り中

ひつじ雲のもと、大根 "間引き"
の頃合いを見てくれるのは、
この道のベテランC様

「これじゃぁ、こつすぎる」
(これじゃぁ、小さすぎる)

「もうちぃっと、いかくなってから」
(もう少し、大きくなってから)
と、この日は草取りに専念
また別の日

「おおきくなったじゃん」
「それでもいっぺんに抜かずにさぁ。ちーっとらっつね」
(少しずつね)

「これ食べれるよ。味噌汁ん中入れたっていいだよ。」

(大根の種はね)
「ふたつ植えるといいだょ」
「そーすっとね、競争するだよ」
「人間とおんなじ」
「ひとつじゃ寂しいじゃん」
「何しろね、ひとつじゃなくて、ふたつでもみっつでもいいだよ」

また数日後、R様と一緒に

C様に見守られて
大根作り、順調です
